スイカの自生地はアフリカのサバンナ。
きゅり、メロンの自生地はインド。
これ等の野生植物が「作物」になった・・・。
自生地の地表は、火山などで出来た新しい地表ではなく・・・永年植物が自生して、
枯れ葉を木材腐朽菌が分解してできた地表である。
この地表エリアは、枯れ葉、植物死骸をエサとして生きる「木材腐朽菌」が優占菌となっている。
この木材腐朽菌は、多くの病原菌にたして拮抗作用を持っているから、
野生の原種には・・・ウリ科植物の作物に罹る様な、つる枯れ病、つる割れ病、炭疽病、ベト病・・・うどん粉病など発生しない。
品種を育種する場合、これらの野生種には耐性DNAがあるとの考察から、
野生原種を交配親に使うことも考えられている・・・。
同じウリ科でも・・・病気に罹らないDNAを持つ「夕顔」「かぼちゃ」などを使用する例が多い。
しかし・・・。
こういうことは、自生地における2億8500万年の木材腐朽菌の歴史を考察していない技術である。

現在のほとんどの土壌、病害菌の技術は、大きな誤りを冒している。
この地球の地表の支配者である「木材腐朽菌」を・・・全ての農法が無視、削除しているということ。
このため、光合成細菌、枯草菌・・・・ないがなんだか分からない「説明」で資材を販売している。

地球の地表の支配者は「木材腐朽菌」である。
植物が必ず産生する「枯れ葉」「植物死骸」のリグニン、セルロースを分解できる菌は、
地球では「木材腐朽菌」のみである。
だから、植物が生きている所の絶対王者菌は好気性菌の「木材腐朽菌」である。
植物死骸、枯れ葉は・・・地表に落ち、横たわるからである。

3億5000万年前の「石炭紀」には、いまだ「木材腐朽菌」は誕生していなかった。
だから・・倒木を分解できる菌がいなかったから・・・分解されないで「化石の石炭」になった。
木材腐朽菌が地球に誕生してからは「石炭」はない。

病害菌は、人間が「畑」に多くの窒素を入れたときら・・・細々と生きていた菌が、
人間が作ったエリアで爆発的に増殖した。
農業が作った・・・菌である。
これを・・・人間が作ったたい肥を入れても、化学農薬でも・・・根絶できない。

完全無農薬栽培は、この地表の絶対王者「木材腐朽菌」を利用することである。
この考え方は、世界で宇井 清太が初めて考案した技術である。

ペレポストの根
     「菌根メロン」になっている。

  このように木材腐朽菌が優占菌となれば、このエリアには
  病害菌が侵入生息繁殖が出来なくなる。
赤玉土の根。
   「根毛メロン」。
左  赤玉       右 ペレポスト

    ペレポストに鉢上げした状態の子葉の大きさ比較
左  赤玉       右 ペレポスト
左 赤玉土     右 ペレポスト
供試材料
  メロン
  培養土  赤玉土区、ペレポスト2号ゴールド区
ウリ科植物のキュウリ、メロン、スイカは主要な作物である。
このウリ科植物の作物には共通の
土壌病害菌による病気が発生する。
現在は・・この土壌病害菌が選択性を持ち、夕顔を宿主にしないことから、これを台木として接ぎ木して凌いでいる。

木材腐朽菌は土壌病害菌に対して強い「抗菌性」を持っており、木材腐朽菌が棲息しているエリアでは、
殆どの土壌病害菌が生息できないことが解ってきた。
接ぎ木しないでも栽培できる。
更に、木材腐朽菌と共生する「菌根キュウリ」「菌根メロン」「菌根スイカ」になれば、更に悪環境にたして抵抗力、「体内免疫力」向上が華のになることから、
この木材腐朽菌による「菌根」の実証試験を行った。
その結果、下記の写真が示すように、「赤玉土」では、発芽時から「根毛」であるが、木材腐朽菌が棲息しているペレポスト床播種では、
発芽時で既に木材腐朽菌との共生が行なわれ「菌根」を形成している。
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ウリ科植物と木材腐朽菌の共生


       
ウリ科植物も「菌根」を作る。 根毛を持たない根